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「戦略性」という資質、副業にしないのは正直もったいない

戦略性

ストレングスファインダーで「戦略性」が上位に出てきた人、結構多いと思う。会議で誰よりも早く「それ、こうした方が早いですよ」が口から出てしまうタイプ。だいたい周りから「頭の回転が早い人」と言われて、それ以上深く言語化されないまま終わっている資質だ。

僕自身、ストレングスコーチとしてこの資質を持つ人と何百人も話してきたけど、共通する悩みがある。「会社の中では便利屋として使われるけど、これが自分の強みだという実感がない」というやつだ。

戦略性って、結局なんなのか

ギャラップの定義を一言でまとめると、「複数のパターンの中から最善の道筋を見つけ出す力」。

これだけだと抽象的すぎるので、現場でよく見る挙動を挙げると——

新しい情報が入ってきた瞬間に、頭の中で「もしこうなったら」のシナリオが3つくらい同時に走り出す。本人にとっては当たり前の処理速度なんだけど、周りから見ると「え、もうそこまで考えてたの」という反応になる。

これが厄介なのは、本人がその速さに無自覚なケースが多いこと。「みんな同じくらいのスピードで考えてるはず」と思い込んでいるから、自分の強みとして名乗る発想にすらならない。

なぜ副業に向いているのか

戦略性の人が会社員として埋もれがちな理由は、実はシンプルだ。決定権がない場所で「最善の道筋」を提案し続けるのは、けっこう消耗する。提案しても通らない。通っても自分の手柄にならない。これが繰り返されると、戦略性という資質自体が「めんどくさい性質」に変換されてしまう。

でも自分の事業・自分の副業という土俵に立った瞬間、この資質は一気に主役になる。

  • 複数の選択肢を比較して、限られたリソースでどこに張るかを決める判断力は、副業の立ち上げフェーズで一番必要とされるスキルそのもの
  • 「これをやったらこうなる」を先回りして見通せるから、無駄な失敗を踏まずに済む
  • コンサル・戦略アドバイザー的な立ち位置で、他の個人事業主の相談相手になる、という副業の形もある

特に最後のやつ。戦略性の人は無自覚のうちに、誰かの事業の壁打ち相手をしている。友人の起業相談に乗って「それよりこっちのやり方の方が早くない?」とアドバイスした経験、一度はあるはずだ。それ、本人は気づいていないけど、すでに副業の原石だったりする。

動き出すタイミングの話

ここでもうひとつ加えたいのが、宿曜のバイオリズムの視点。

戦略性のような「先を読む力」は、本人が思っているよりも"波"がある。同じ戦略性を持つ人でも、アイデアが次々浮かぶ時期と、なぜか思考が空回りする時期が周期的に来る。

これを才能の有無のせいにしてしまう人がいるけど、実際はタイミングの問題であることが多い。むしろ「今は仕込みの時期だから動かない」「ここからは動き出す時期だ」と見極められると、戦略性の資質はさらに活きてくる。METAYOMIでこの自分のバイオリズムと資質を重ねて見られるようにしているのは、まさにこの「いつ動くか」の精度を上げるためだ。

結局、何から始めればいいのか

戦略性が上位資質にある人へ、ひとつだけ言いたい。

「自分の頭の中で勝手にやっていること」を、誰かのために言語化して渡すだけで、それはもう価値になる。難しい新規事業を考える必要はない。あなたが普段、無意識にやっている「先読み」を、求めている人に渡すところから始めればいい。

何から始めたらいいか分からない、という人は、まず自分の資質を一度きちんと棚卸ししてみてほしい。